穏やかな始まり

　今日から病休の始まりだ。朝の起床は叶わなかったが、なんとか午前中には起きた。そもそも夜間勤務生活から普通の朝型生活に戻すのは少し苦労するだろう。うつ状態で夜間校に来たことを後悔することもある。まぁ生徒の様子や価値観の変化など、全てマイナスではなくむしろ勉強になることが多かった、それは感謝。

　前回は突如スイッチが切れてそのまま病休に突入したため、2か月程は引きこもっていた。動けるようになってからはある程度好きなことをして過ごしたが、そこまで前向きにはなれずに最後まで復帰には意欲的でなかったように思う。その結果がこれだ。

　今回は管理職に相談しながら粘ったためか、そこまでの悲壮感なく病休突入となった。何とか動けている。昨日の日曜は職場に行って課題作成までできた。動けるやんけとツッコミたくなるが、これは他教員がいないからできるわけだ。ストレスとなっている特定教員の姿や声が聞こえた瞬間に私のイライラが増して急速に何もできなくなる。

　非常に難儀だ。今回はストレス源がはっきりしているため、家で過ごす分には元気なのだ。とりあえずは散歩もできた。いきなりこれをしよう！という気力や行動力はまだない。だが治療に向けてしたいことやこの期間に自分が挑戦したいことなど、そういった前向きな気持ちは前回に比べてかなりある。慣れかもしれないが…。

　問題は治療に対する意欲はあるのだが、あの職場に戻りたいという前向きな気持ちが発生していないことだ。今回は特定教員に対するストレスが原因とはっきり分かっている。治療が終了しても、あの教員達とまた共に仕事することで悪化する可能性はある。まあそうならないためにTMS治療やリワークへの取組を検討している。だが自分は、極端で頑固で人の好き嫌いが激しい人間だ。この性格は自覚しているため、そう簡単に治るとも思えないのだ。

　生活スタイルを元に戻すためにも、叶うならば普通校へ異動したい。…叶う確率は本当に低い。この数年間に3度も病休を取得している教員を、一体どこの学校が引き取ってくれるのだろうか。こんなことを堂々巡りで考えてしまうと悲観的になってしまう。

　とりあえず休もう。今日は洗濯に事務処理に散歩、思っていた以上には動けた。ずっと布団の上じゃなくてよかった。やりたいことは多いが焦ることはない。とりあえず明日ものんびりできることをしてゆったり過ごそう。