うつを治したい人間の備忘録。

現在休職中。とりあえず元の自分に戻りたい。

出勤した奇跡

 自分でも驚いている。昨日の調子の悪さは本当に酷かった、もう全てを投げ出そうと決めていた。事実、今日は夕方まで起き上がれなかった。トイレも行かず、何も食べず、ただ布団の上に横たわっていた。

 ただ昨日の夜メールが来ていた、管理職からだった。昨日勝手に年休をとって帰ったことを責められるのだろうと思った。社会人として最低だが、とにかく昨日は限界だった。要約すると、今日は自分のペースでいいから来れるときに出勤しろ、とのこと。

 それでいいなら、とようやく夕方にのそのそ動き出せた。授業直前に出勤した、我ながら奇跡だ。ここまで寛容なのも、ゆるい夜間校ならではだろうか。(その分の年休はきっちりとっているが)授業は穏やかな学年のみだったため、調子を崩すことなく終えた。

 そこからはかなり色々と話した。今日から全て投げ出して休むつもりだったが、あと少しだけ頑張ることにした。自分でも驚いている。(2回目) 今日は調子が少し上向いたのだろうか、なんというムラっぽさだろう。まあこの時期は季節の変わり目で恒例だが。

 それとも、ちゃんと話を聞いてもらえたからだろうか。我ながら単純である。まぁうつ気味の人間はろくに会話が成立しないことが多いし、ちゃんとこちらの話を聞いてもらえることは少ない。むしろ距離をとられるし、ご存知の通り腫れ物扱いだ。

 この職場に、逃げずに向き合ってくれる人がいることが分かった。とりあえずはできるところまでやってみようと思った。自分は本当に単純な人間だ。うまく言えないが、孤立して孤独だったのが、少し和らいだような気がする。

 とはいえ明日の調子がどうなるかは分からない、それは別問題だ。また雨が降るとなるとこの世の終わりのような気分になるだろう。また身体が動かなくなるかもしれない。そのときはそのときか。とりあえず明日、やれるところまで。無理なら休むまでだ。